EcoHealth Allianceの研究計画が、米国の規制をすり抜けた理由

 EcoHealth Allianceは、2014年から2020年にかけて、米・国立アレルギー・感染症研究所(NIAID)から、総額370万ドルの研究費を受給していた。そのうち約60万ドルを、武漢ウイルス研究所は、研究パートナーとして受け取っていた。研究計画には、新しいコロナウイルスの人工合成と、それを用いた動物実験も含まれている(関連記事は、こちら)。米国では、ウイルスの感染性や致死性を高める研究、いわゆる機能獲得研究のための資金を受給するためには、厳しい審査を通過しなければならない。

 では、なぜ、EcoHealth Allianceと武漢ウイルス研究所は、NIAIDからの資金を受給することになったのか。機能獲得研究の規制の対象となっているのは、病原体の感染性や致死性を高めると合理的に予測できる研究である。先行研究では、コロナウイルスを用いた同様の実験によって、病原性が低下することが示されていた。また、新しく合成されるウイルスは、それほど進化的にコウモリのコロナウイルスから遠く離れていないとされていた。それらの理由から、機能獲得研究の規制の対象にならなかったとされている。

Grassley Slams Vague NIH Explanations And Insufficient Oversight Of Taxpayer Funding Of Wuhan Lab

Chuck Grassley, July 30, 2021

https://www.grassley.senate.gov/news/news-releases/grassley-slams-vague-nih-explanations-and-insufficient-oversight-of-taxpayer-funding-of-wuhan-lab

The Wuhan Lab and the Gain-of-Function Disagreement

FactCheck.org July 1, 2021